桃李不言、下自成蹊 ーという、中国の故事があります。これは、桃や李(すもも)などのようなおいしい果実の下には、とくにしつらえなくても多くの人が何度も行き来するため、自然と蹊(こみち)ができる、という意味です。先週の日曜日、植木の名産地である浜北市で、庭木をさがしてきました。植木屋さんの農園で、ぱっと目に入ってきたのが、「きんかん」でした。小さい、オレンジ色の実をたくさんつけた姿は、生き生きとして、若々しく躍動を感じました。実を一つ食べてみたら、とても甘く、これぞ柑橘、という感じでした。これなら、桃李ではありませんが、不言、下自成蹊にぴったりです。浜松オンコロジーセンターでは、正しいがん医療と、十分な情報を提供し、Cancer Care Clinicとして、高品質な医療サービスを実践すれば、多くの人が集まってくるでしょう。そんな思いをこめて、エントランス脇に、きんかんの木をうえました。風水にもいいらしい。さらに、すもももやまももももものうちということで、山桃の木も植えることにしました。山桃は、オスの木とメスの木があり、ふつう自生しているのは大部分オスで、メスを木を作るには、明らかに実をつけたことのあるメスの木の枝を、オス木に接ぎ木するのだそうです。やはり、実をつける木がふさわしいと思い、オス木二本、接ぎ木したメス木二本を植えることにしました。この話を、友達にしたら、「オスギはいてもピーコはいないんですね。」といわれました。うまい!座布団いちまい!!!