11月9日に日曜日、浜松市の防災訓練がありました。東海大地震を想定して負傷者の対応でトリアージを行う訓練です。患者役の一般市民、医師は、リアルなメークで、クラッシュ症候群だったり、目にガラスが刺さったり火の粉をかぶってやけどをしたりと、それはそれはど迫力でした。私は最初、振り分け担当で、黒、赤、黄、緑に分類するかかり。二回目は黄色のテント、つまり軽傷患者の対応のかかりを担当しました。黄色では医師4人ぐらいで、次から次へやってくる負傷者の対応をするのですが、医師のなかで一人、自分は災害医療の専門だ、みたいなふるまいと言動の若いのがおり、自分でかってにルールを決めて重い人から順番に「赤」のテントに近い方に移動させてください、とかってに指示をだしており、災害救急のチューターの医師が、それは必要ありません、といっても最後まで自分の主張を押し通しました。田舎の方の開業医師らしいのですが、これっきりの間柄だし、喧嘩する相手でもないので、知らん顔しておりました。往々にして他者からの評価や批判を受けないような立場にいるとあのような人間になるようです。あるいは、あのような人間だから他者からの評価や批判を受けないような立場にいるのかも知れません。これも大事なご教訓、他山の石なり。