いい加減にしないか、血管内治療よ。


原発病巣に対しては血管内治療を行った後、収束超音波で小さくさせ、前にかかった病院で実施した針生検でホルモン受容体陽性ということらしく全身治療は海外から輸入したファスロデックスとラリスタの内服。この治療でよいでしょうかセカンドオピニオンをお願いしますと言われたら、だめです、話になりません、と答えるしかない。ご主人が、でもテレビでやっていましたし、患者さんも全国からたくさん集まって来ています、と言う。世の中、テレビに出たということは、無反省にすばらしいもの、という誤解があるようだ。なぜだめか。意見(1)ファスロデックスは日本でも治験をやってタモキシフェンとランダム化比較で負けた。個人輸入までしてなぜ負けた薬を使うのか。なぜ、タモキシフェンを使わないのか、または、なぜアロマターゼ阻害剤を使わないのか。意見(2)ラリスタは一般名ラロキシフェン、日本ではエビスタという商品名で、骨粗鬆症の治療薬として市販されている。ラロキシフェンはSERMであるが乳癌発がん予防効果はあるが乳癌治療効果はとてもよわい。なんでラロキシフェンを個人輸入までして使用しなくてはいけないのか、しかも乳癌の治療薬ではないのに。理由(3)血管内治療としていったい何を注入したのか? テレビで紹介したのはTBS夢の扉。このまやかし医療をやっているクリニカはいったいどのように反論するのか。また、これを紹介したテレビ番組制作会社はどのように考えているのか、聞いてみたい。
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投稿者: 渡辺 亨

腫瘍内科医の第一人者と言われて久しい。一番いいがん治療を多くの人に届けるにはどうしたらいいのか。郷里浜松を拠点に、ひとり言なのか、ぼやきなのか、読んでますよと言われると肩に力が入るのでああそうですか、程度のごあいさつを。

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