標準化には程遠い電子カルテ


NECの電子カルテ「MEGAOAK(メガオーク)」は比較的使いやすいと思う。これを使用している病院は多く、月1回の青森県中央病院でも数年前から稼働しているので医師、看護師など、みなさん、当たり前のように電子カルテを使いこなしている。隣の青森市民病院も行ったことはないけど乳がん診療などをかなり積極的に取り組んでいる良い病院のようだ。しかし、信じられないことに電子カルテ導入にあたって看護部は、手書きを継続するとして、電子カルテの導入を拒んでいるそうだ。まるでばかだべ。同じようなことが、レセプトオンライン化反対運動は訴訟になり、結局、いくつかの都道府県で原告勝訴、つまり、オンライン化は違法だ、ということになった。というのは、レセプト(毎月の診療報酬を支払基金に請求する手続き)は、毎月、紙に記載したものを医師会を通じて支払基金に持っていくと、2か月後の医療機関の口座に診療報酬が支払われる。このレセプトをオンラインで支払基金に送ることにより手間も省けるし、前月、前々月、あるいはもっと前に遡って診療内容に問題がないか、請求に不正がないかなどをチェックしやすくする、という狙いもある。オンライン化になったらわしは診療所を閉じる、とおっしゃっていたご年配の先生は結構いて、聞くところによると、約1割の診療所が閉鎖になる見通し、ということだった。ところが、あちこちの裁判で、被告(厚生労働省)が敗訴したとのことで、レセプトオンライン化は見送りとなり、命脈を保った診療所も数多い。しかし「勝った」と喜ぶのもおかしな話、オンライン化するのも時間の問題だろう。MEGAOAKは浜松医療センターでも昨年秋ごろに導入した。根本的なところの機能は青森のと同じだが、メニューの見え方や、オーダーの仕方など、かなり使い勝手が異なるのだ。バージョンが違うのか、施設ごとに作りこみが異なるのか、慣れるのに時間がかかる。どうして、同じNECなのに、こんなにもちがうのか、同じにすればいいのにと思う。標準化? どこ吹く風だ。また、浜松医療センターの外科医はカルテを書かないので院外担当医として回診をしても治療計画など、全くわからなくて困る。あれで看護師はよくチーム医療ができるものだと、関心したり、呆れたり、標準化? そんなの関係なーい、そんなの関係なーい(古ーい)。
 
をコンピューター
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投稿者: 渡辺 亨

腫瘍内科医の第一人者と言われて久しい。一番いいがん治療を多くの人に届けるにはどうしたらいいのか。郷里浜松を拠点に、ひとり言なのか、ぼやきなのか、読んでますよと言われると肩に力が入るのでああそうですか、程度のごあいさつを。

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