サンアントニオが終わった


ネガティブデータとして発表されたいくつかの試験結果であっても多くの患者の協力があってきあがったものであるので、その結果を精一杯、正しく解釈して有効に活用しなければいけません。正しい解釈とは、「真実・バイアス・偶然」のあぶり出しに他なりません。これはEBMの基本的な考え方であると思います。ところが大部分の試験はスポンサーとして製薬企業が裏に支えています。支えてくれるのはありがたいのですが、その支え方が問題です。数週間すると学会レポートとして各製薬企業が小冊子を作ります。そこにはバイアスと偶然に塗りかためられたゆがんだ情報が語られています。私も時々、そのようなごみレポートの監修を頼まれたこともありますが、あまり、よいしょしないのでだんだん依頼は減ってきて、特定のお抱えレポーターの名前が繰り返し登場します。彼らにはいろいろと事情はあるのでしょうが、あまりに節度のない登場の仕方には品格が疑われてしまいます。

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投稿者: 渡辺 亨

腫瘍内科医の第一人者と言われて久しい。一番いいがん治療を多くの人に届けるにはどうしたらいいのか。郷里浜松を拠点に、ひとり言なのか、ぼやきなのか、読んでますよと言われると肩に力が入るのでああそうですか、程度のごあいさつを。

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