北の友への手紙


文芸春秋に、不勉強で思いこみの強いあの人が書いたとされる「抗がん剤は効かない」という記事がでて、それに対して勝俣範之先生が週刊文春にきちんとした反論を載せました。記事を書いた鳥集さんには何回か取材を受けたことがありますが、取材力、構成力、問題提起力もありとてもよい記事だと思います。国立がん研究センター中央病院レジデント有志グル―プがよく勉強して、きちんと整理された表が載っていますが、これもさすがだと思いました。目に浮かぶ構図としては勝俣先生が、レジデントに反論してみなさい、と言って若手に勉強させるふりをして、それをそのまま記事にするというとても効率のよい方法をとったものでしょう。また、文芸春秋→週刊文春という構図は、数年前も全く同様の流れでちょっとだけ社会問題化され、それがまた書籍にまでなったわけです。今度も文芸春秋社の巧妙なマッチポンプ方式の販売促進戦略に乗せられた感がないでもありません。勝俣先生には、対談とか、文春側の愚かな企画に乗せられないよう、気をつけてもらいたいものです。渡辺先生、どうして反論しないんですか、という促しも何人かの方から頂いたのですが、こういう生もの的な問題は、若手にお任せするのがよろしかろうと思います。また、意地悪な友人は、あの記事の銀座で豪遊っていうの、あれ渡辺先生じゃないの、というのですが、「かつては製薬会社のお金で研究者が銀座で豪遊するようなことがありましたが・・」、あれは誰もが知っているTMNG先生の話だろうと思います。今日は大変寒い一日でした。ご自愛ください。

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投稿者: 渡辺 亨

腫瘍内科医の第一人者と言われて久しい。一番いいがん治療を多くの人に届けるにはどうしたらいいのか。郷里浜松を拠点に、ひとり言なのか、ぼやきなのか、読んでますよと言われると肩に力が入るのでああそうですか、程度のごあいさつを。

“北の友への手紙” への 1 件のフィードバック

  1. 渡辺先生初めまして。自分はJCOG班会議などで先生の発言を聞かせていただいたことが何回かある消化器腫瘍内科医です。いつもブログで勉強させてもらって感謝しております。
    近藤誠氏の記事はネットでも騒ぎになっており、自分も何とか反論しないと思いブログに書き綴っていました。
    第一線の臨床試験からは遠ざかっているため以下は不勉強ながら一般向けに作成した一部です。
    実際自分の主催する患者会で患者さんからの不安の声が上がっており現場への悪影響が心配です。

    文藝春秋2011年1月号近藤誠氏の記事「抗がん剤は効かない」に対する反論②
    http://ameblo.jp/miyazakigkkb/entry-10743043527.html
    近藤誠氏の「抗がん剤は効かない」に対する反論まとめ
    http://ameblo.jp/miyazakigkkb/entry-10751642416.html

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