連載のつらさ


朝日新聞に連載している「がん内科医の独り言、毎週毎週800字、締め切りが月曜日、掲載が翌週の金曜日。内容が面白ければ1年でも続けてください、と言われている。こういうのは、おそらく、だんだんネタ切れになり、内容がおもしろくない、ということになって、フェードアウトするのだろうか。第二回で、がんを薬で治す時代がやってきた、というタイトルで書いたら、うそいうな、おれは薬で治らなかった、という反論が来た。そんなの、当たり前だろう。すべての人が治るなんて言ってはいないのだ。20-年、30年のスパンでみると、以前は、まったくなすすべがなかったような疾患に対して多くの薬剤が使われるようになり、確かに効果は上がっている。このようなペースで、この先、さらに効果のある薬剤が出てくるという、発展途上にあるのだ。おれは治らなかったから、そんなのうそだ、というのは、申し訳ないがあまりに了見が狭い。同じく、カプランマイヤー法の読み方も意味もわからないでがん診療にいちゃもんをつけている週刊誌記事には反論するのも馬鹿らしい。

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投稿者: 渡辺 亨

腫瘍内科医の第一人者と言われて久しい。一番いいがん治療を多くの人に届けるにはどうしたらいいのか。郷里浜松を拠点に、ひとり言なのか、ぼやきなのか、読んでますよと言われると肩に力が入るのでああそうですか、程度のごあいさつを。

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