冷たい雨に打たれてSt.Gallen 二日目


CNNでもBBCでも、また、こちらの地方局でも連日連夜、日本の地震、原発事故をDISASTER in JAPANという特集で報道しています。雪が積もった被災地の情景は胸が締め付けられる思いです。FUKUSIHMA DAIICHIで放水車から放水が始まった映像もリアルタイムで報道されています。
St.Gallen、2日目は朝から夜まで終日、冷たい雨が降っていました。私は市内のアインシュタインホテルに宿泊ですが、会場までは毎日徒歩で片道30分の通勤。晴れていればいいけど雨が降ると、遠くてもシャトルバスで行き来できるチューリッヒ宿泊がうらやましい。
2日目の午後は検診、診断の話。いつも、感じるのは、欧米はこの領域でもきちんとサイエンスをやっているな、ということ。つまり、日本では検診、診断においてアウトカムを客観的に評価するという風潮がなく、技量の向上、名人芸の追求に終始してる。MRIで、これも見えます、あれも見えますという話は聞きあきた。検診も生存率の向上につながる方法、システム云々の前に、検診率が20%にみたない、これをどうにかしなくては、というハウスキーピング的な話にしか聞こえてこない。
今日の演題で、一つは、毎回登場する、ドイツのDr.KuhlはMRIの副作用としてのoverdiagnosisを論じた。また、検診については米国には統一したガイドラインがなく、とくに40代の女性の対応が、社会的にも問題になているそうだ。Dr.Mandelblattの話は、初めて聞くが、分析がきちんとしていて、MMGのHARMとして、コストがどうのというまえに、無駄な生検が増える、臨床的に意味のない(clinicall irrevalent)な所見の指摘による不安が高まる、など、分かりやすい視点での解説に、納得できるところ、大なりであります。日本のおばさんたちももう少し科学してほしいものです。

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投稿者: 渡辺 亨

腫瘍内科医の第一人者と言われて久しい。一番いいがん治療を多くの人に届けるにはどうしたらいいのか。郷里浜松を拠点に、ひとり言なのか、ぼやきなのか、読んでますよと言われると肩に力が入るのでああそうですか、程度のごあいさつを。

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