年始のぼやき


「私は、アメリカ流のチーム医療は反対だ。チームというのは医師を中心に成り立つもので医師のいうことを聞かないチームなんてものはないんだ。」という北のワンマン院長のご意見も伺った。また、東のUくんは、数年来、日本にアメリカ流のチーム医療とこんなものだと伝え続けながら、「実は私はチーム医療の専門家でもなんでもないんですね」と言ってにやついていた。アメリカ流チーム医療の紹介活動にも最初の数回参加したけれど、あれは偽物だということがわかったので、それ以来、距離を置いている。なにが偽物か? ワンマン院長のいっているアメリカ流チーム医療ってなんなんだ? そもそもチーム医療の専門家なんているのだろうか? 偽物チーム医療伝道者の全国行脚を支えている無見識な製薬企業や、それに便乗している広告エージェントF君の活動は、まだまだ続くと計画されていると聞いた。チーム医療とは、プロフェッショナリズムの実践である。プロフェッショナリズムには4本の柱がある。それは、①卓越した技能、知識、能力、経験、②説明責任を果たせる力、説明責任とは結果責任ではないのである、そして、③人間性、あるいは人間力、最後に④利他主義 であろう。

投稿者: 渡辺 亨

腫瘍内科医の第一人者と言われて久しい。一番いいがん治療を多くの人に届けるにはどうしたらいいのか。郷里浜松を拠点に、ひとり言なのか、ぼやきなのか、読んでますよと言われると肩に力が入るのでああそうですか、程度のごあいさつを。

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