若者が将来に夢と希望が持てる社会に・・ と安倍首相の所信表明演説。そのとおりだけど、大学の講義とか、大学のマッチングの状況をみると、なんだかねと思います。講義中に正々堂々と講義室を出て行く学生たち。講義中にロビーでトランプゲームに興じる学生を何らとがめない教師陣。講義に出ていても携帯いじったり文庫本読んでいたり講義なんか聞いてもしょうがないと言わんばかりです。こちらは忙しい外来を調整して年に三回も四回も学生講義に出向いているのにそんなこと知ったこっちゃないね、という学生の態度、そのあげく、大学のマッチング率は全国最下位と惨憺たる状況です。いえることはただ一つ、学生達は、自分たちが大事にされていない、講義を途中で出ても注意もされない、無視されている、勝手にすれば、という扱い。こんな大学なら誰だって卒業後もここで勉強しようなんて思いません。君たちを大切に育て立派な医師になってもらいたいから6年間、共に歩もう!! っていう姿勢は大学側にはないし、学生も外部から忙しいところきてくれる講師陣に対しても来るのがあたり前、起立、礼、ありがとうございました、なんていう規律もないばかりか、外部講師の講義は試験には出ないから講義もでないということか。いずれにしても大事にされなければだれだっていじけ、ここに自分の将来を見いだす事はありませんし、夢も希望も湧いてきない、と思います。