年頭の所感 -2016-


今日から診療開始です。今年も良い診療、良い教育、そして良い臨床研究と、良い育成ができますように。去年は腐ったタマネギにだまされひどい目にあったので今年は新鮮なタマネギを見極めるようにしたいと思います。

昨年は還暦を迎えたということで、他人の人生を勝手にカウントダウンして自分の人生の物差しにするような輩も現れ考えさせられた年でもありました。確かに、還暦を過ぎれば同級生の多くは自分の活動人生の終焉を意識してのんびりキャンピングカーでも買って奥さんと全国一周の旅をしたいが、奥さんが乗り物酔いするもんで、とか、そんな話を同窓会で聞いてきました。

ある本にこんなご教訓がありました。還暦すぎたら・・・

物事を中途半端にしておかないこと:永久に未完了のままになりかねません。今やっておけばあとあと苦労しないで済みます。卑近な例が年賀状の整理です。筆王とか宛名職人といった便利なソフトがあるので、十分に吟味もしないで「昨年発送先」には今年も発送としてしまいがち。どこの誰だったっけ、といような人や住所変更後訂正されてなく何年間も「宛先に尋ね当たりません」と返ってきたり。発信、受信をチェックする機能も筆王や宛名名人にはちゃんと備わっているので、年賀状データベースのブラッシュアップも今のうちにやっておくのがよいですね。

為すべき事を慎重に選ぶこと:あらゆる事をやる時間はないのだから本当に必要なこと、意味のあることを吟味してとりくむべきでしょう。子どもの頃から手慣れていたLEGOを、試しに買ってみたらいろいろできるできる! パーツも豊富で奥が深ーい!!しかし、こんなことはやってられない、と思い直し、教会の子ども学校に寄付しました。羽生結弦もやっていたというから、情操教育には役立つはず。

人と喧嘩や仲違いをしたまま1日を終わらないこと:仲直りせぬままこの世を去ることになっても困るし、かといって、いやなやつと無理して会って話すつもりもないし、向こうもそう思っているだろうし。まあ、喧嘩や仲違いはしないにこしたことはありません。群馬の腐ったタマネギにもう一度だまされるのはまっぴらごめんですら。

投稿者: 渡辺 亨

腫瘍内科医の第一人者と言われて久しい。一番いいがん治療を多くの人に届けるにはどうしたらいいのか。郷里浜松を拠点に、ひとり言なのか、ぼやきなのか、読んでますよと言われると肩に力が入るのでああそうですか、程度のごあいさつを。

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