オンコロジストの生い立ち(2)


入局して最初の半年は大学病院の病棟で、10年ぐらい先輩が、医師としての技術や心構え、患者さんとの接し方など、何から何まで指導してくれます。この指導者をオーベンと呼びます。ドイツ語で上を意味する「Obere」に由来する「適当語」です。私のオーベンのつねた先生はおおらかないい人でした。また、どんな状況でも褒めてくれました。はじめて、肺がんの患者に治療のムンテラをした時のことです。ムンテラとはドイツ語で「口」を意味する「Munt」と英語の治療を意味する「Therapy」をくっつけたムントテラピーの短縮型、これも「適当語」です。

投稿者: 渡辺 亨

腫瘍内科医の第一人者と言われて久しい。一番いいがん治療を多くの人に届けるにはどうしたらいいのか。郷里浜松を拠点に、ひとり言なのか、ぼやきなのか、読んでますよと言われると肩に力が入るのでああそうですか、程度のごあいさつを。

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