オンコロジストの生い立ち(4)


呼吸器、つまり肺の病気を専門とする診療科でしたから、肺気腫、今で言うCOPD:慢性閉塞性肺疾患の患者も入院していました。夏休みは2週間あって、交代でとることができました。その間は、同期の進入医局員が休んでいる間、別のオーベンの指導をうけ、また、患者も増えます。その時に担当したCOLDの70才すぎの男性、肺炎を起こして死にそうになり入院、少し良くなると「ワシは家に帰る」と勝手に退院し、また肺炎で入院、こいずみ先生がオーベンとして指導してくれましたが、夏休みの間だけだから、と毎日の回診は、がんこなじいさんの人生訓を我慢して聞けばいいから、ということでした。

投稿者: 渡辺 亨

腫瘍内科医の第一人者と言われて久しい。一番いいがん治療を多くの人に届けるにはどうしたらいいのか。郷里浜松を拠点に、ひとり言なのか、ぼやきなのか、読んでますよと言われると肩に力が入るのでああそうですか、程度のごあいさつを。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。