基本理念


浜松オンコロジーセンターの基本理念

高いレベルの腫瘍内科治療と癌診療に関する情報提供をおこないます。

日本の腫瘍内科の将来を担う若い医師が目標として、お手本として、ワーキングモデルとして認識できるような癌診療ユニットとして機能していきます。

街角の癌診療所として、日常生活、社会生活を続けながら抗癌剤治療を受けられるような、コンビニ、あるいは交番のような機能を目指します。これを英語で言うと、Oncology Clinic Just Around the Corner、略して、OCJAC(オーシージャック)、どうよ、いいでしょう。

オンコロジーとエコロジーの調和を考えます。

医師、看護師、薬剤師、事務担当、技師、など、異なった能力と職域の統合と調和を図ります。

いつもなにかいいプレゼントをもらったような、そんなうれしさを提供します。

浜松オンコロジーセンター


浜松オンコロジーセンターは、5月の連休明けにオープンする予定で、現在、急ピッチで工事が進んでます。浜松駅から徒歩5分、アクトシティーから楽器博物館方面への動く歩道を使えば、3分ぐらいでオンコロジーセンターから3ブロック先に到着します。浜松駅は、東京駅からひかりで1時間20分、新大阪から1時間30分です。

浜松オンコロジーセンターでは、乳癌を中心に、手術後、手術前、再発後の抗がん剤治療、ホルモン剤、ハーセプチン治療など、すべて外来で、副作用軽く実施できるでしょう。乳癌以外でも胃癌、食道癌、大腸癌などの消化器癌、卵巣癌、子宮癌などの婦人科の癌、頭頚部癌、肺癌などの薬物療法を実施します。

浜松オンコロジーセンターでは、癌治療、とくに抗がん剤治療に関するセカンドオピニオンを提供します。いままで、国立がんセンターで培った知識と経験を生かし、癌の患者さんに安心と安全をお届けしたいと思います。お問い合わせは、twatanab@csp.or.jp 渡辺亨まで、御願いします。

地方講演


今日は、三重県津にいった。乳癌疾患研究会であるが、何とも低調な雰囲気であった。聴衆のレスポンスがとてもわるい。最初から寝ているやつがいた。あててやったが寝ぼけまなこできょろきょろしていた。地域ごとに、オピニオンリーダーがいるところは、訪れる度にレベルがあがっているが、三重は進歩がない。大学がもっと、科学的臨床の実践に力をいれないとだめだ。いつまでもワクチンやら、免疫療法やらと、役に立たないことにうつつを抜かしていないで、正面から患者をみすえた臨床医学に取組んでほしい。

エビデンス侍 見参2 丸山ワクチン


癌に対する免疫療法として、古くからある丸山ワクチン。A、Bと書かれた注射液を代わる代わる、毎日皮下注射をする。市販されていないので、製造元の日本医科大学より、患者さん情報をある程度提供して、無償で分けてもらって患者さんに注射する、という、変則的な方式が、長年続いていた。癌が消えた、とか、癌が増大しなくなった、って、いうじゃない。

でも、かれこれ、30年も立つのに、未だに、有効性と安全性をしめす、科学的根拠が提示されない、っていうことは、いったいどういうことなんでしょうか!! 残念。

途中から、ゼリア新薬が、開発に関与し、「アンサー」という商品名で、「放射線療法による白血球減少症」の治療薬として、1991年より市販されている。これも変な話。苦肉の策、というほかないね。放射線療法による白血球減少は軽度であり、放っておいても通常は問題は全くない。抗がん剤を併用して白血球が減少するようなことがあれば、GCSFを使用すればよし。ということで、アンサーの存在意義も、全くなし。またまた残念!!

科学的根拠をきちんと示す、つまり、臨床試験をしっかり行なって、客観的データを作ることをなおざりにした結果、効きもしない「丸山ワクチン」で、如何に多くの患者さんが、迷惑を被ったか!! 斬り!!

上棟式


上棟式 

平成17年1月12日(水曜日)午後3時より渡辺内科医院・ 浜松オンコロジーセンター の上棟式を無事、執り行いました。一つの区切りとして、今後、夢の実現に向けて、益々、がんばらなくてはいけません。皆さん、よろしく御願いしますね。

エビデンス侍 見参!


沖縄では、シークワーサーが、がんに効くという、いかにも売らんかな的な話がかたられている。その理由は東京のK大学医学部、一般消化器外科(一般だよ、一般!、つまり専門じゃないっていうことだよ)で、ネズミに大量にシークワーサーの成分を飲ませたら、癌が消えたって、いうじゃな~い。

でも、そんなたくさん、わけのわからないもの飲ませたら、癌だけじゃなく、飲まされたネズミまできえてしまいますから~。残念!

K大学は、日本の医療を混乱させている! 斬り~!

癌医療に求められること(最終回)


街のがん医療をめざして

年間、約100万人の日本人が死亡するが、そのうち、35万人の死亡原因はがんである。がん医療に携わる外科医はたいへん多い。しかし、外科手術の限界も見えてきた昨今、放射線治療、薬物療法、などの必要性が急速に高まり、治療体系が大きく変容しようとしている。それなのに、手術以外の治療の担い手の育成が大幅に遅れているのが現状である。がん罹患者数の増加に加え、がんに関する情報は氾濫しており、民間療法や、不適切な免疫療法、リンパ球療法など、根拠の乏しい医療行為が横行している。一方、定評のある病院の外来は、患者であふれ、朝9時に受付をすませた初診患者の診療が夜7時から始まる病院もある。国立がんセンター中央病院では、最近、手術までの待機期間をホームーページで公表しているが、手術によっては「75ヶ月待ち」という信じられない数字をあげている。厚生労働省は、がん専門医の養成と適正配置を目指した均てん化策を講じようとしているが、その成果は、現状のニーズにはとても応えられない。いま、がん医療の専門家に求められていることは、日常生活、社会生活を送りながら、外来通院で抗がん剤治療を提供すること、および、氾濫する情報のなかから患者一人一人の医療状況に応じた適切な情報を取捨選択できるような援助をすることである。医師一人、薬剤師一人、看護師三人の最小単位から、都心の診療所に解説したオンコロジーセンターも1年が過ぎ、患者のニーズには、ある程度応えられていると思う。オンコロジーセンターがめざすところは街のがん治療である。辻々の交番のようにがん治療と情報提供ができるオンコロジーセンターがあれば、患者は都会のがん専門病院に行かなくても、安心と安全のがん医療をふるさとで享受することができるだろう。オンコロジーセンター二号店、三号店を目指したい。その手始めとして、浜松オンコロジーセンターの開設に着手した。