ところが、イタリアで行われた試験でも、アメリカで行われた試験でも、手術後に抗がん剤を使うと再発しない人が確実に増えるので、どんどん使いましょう、腋窩リンパ節転移のある人は全員、転移の無い人でも再発の危険のありそうな人には使いましょう、という政府のからのおふれがでました。2001年のことです。そうなると、そのための莫大な研究費も支給されるため、過去に治療をうけて再発しなかった人・再発した人、タモキシフェンだけだった人・CMF治療を受けた人など1000人以上の乳がんがん組織(手術で取ったがんの部分は、ホルマリン漬けにし、そのあとろうそくのろうのようなパラフィンに包みこみ、永久保存版の標本がきちんとした病院には保管されています。これをパラフィンブロックと呼びます)の遺伝子をしらべ、どのような遺伝子が働いているがんでは再発しやすいのか、ホルモン剤だけでいいのか、抗がん剤が必要なのか、を研究してできあがったのがオンコタイプDX検査なのです。作ったのが今は韓国にいらっしゃるSoonmyung Paik 先生です。( 以下次号)