庭の植物 この一年


【浜松オンコロジーセンター開設1周年記念ニュース】
 
浜松市の区画整理で、このあたりの町並みはここ数年で大きな変貌をとげました。渡辺医院の住所も、元々の我が生誕の地、新町112番地から仮診療所のあった馬込町276番地に移り、昨年の5月6日に開設した浜松オンコロジーセンターの住所は、好きな番地を選んでいい、というので、新町いいな、117にしました。そして、今年の3月から町名変更となり、浜松市中央3丁目6-13となりました。来年、浜松市が政令指定都市になると浜松市中区中央3丁目になるらしいです。医師会のお局からは、住所が変わるたびに住所変更を届け出よ、という厳しい指令がきます。浜松信用金庫は自動的に住所変更の手続きをしてくれますが、静岡銀行(通称:しぶぎん)は、医師会同様、住所変更の手続きをせよ、と強硬にせまります。住所変更だけをみても、短期間に5回も変わる激動の時代ですが、1周年記念式典を迎える浜松オンコロジーセンターは、「エビデンスを超える信念」を合い言葉に地道にやっております。
 
庭のの草木は、小沢農園の常連客となり、庭木、苗、種、花、肥料などを休みの日には買ってきては夜遅くまで庭のお手入れをしております。単身赴任の暇つぶしとしては、上等、無害、健全、前向きな趣味と言えるでしょう。放っておいても、見事に繁茂する花、タキソールのイチイ、タキソテールのイチイ(注:スポンサーの違いで呼称が異なります)、咲き誇るパンジーの花、いつもいつも話してたサルビアの花、など。もうじきバラの花も咲きそうです。

ここでは当たり前


先日といってもだいぶ前になりましたが、旭川に行き、翌日、東京での会議が午前中にあったので旭川から夜中に千歳まで移動しました。真夜中の千歳空港、タクシーをおりて驚いたこと、それは、たくさんのイチイの木です。100本それとも200本あるでしょうか、半円形の空港ビルに沿って1m間隔でずらりと植えられたイチイは、どれも枝振りがよく、青々としていました。浜松オンコロジーセンターでは、苦労して5本の木をやっとの思いで結実するところまで行って喜んでいたのですが、千歳ではイチイは当たり前の木です。それはそうです。イチイは亜寒帯に自生する針葉樹ですから、津軽海峡を越えた北海道ではハイビスカスが沖縄で自生しているようなものなわけです。こういうのを、なんというのかなあ、適材適所、餅は餅屋、違うなぁ~。

秋の実り


10月の終わりから11月のはじめにかけて、台湾出張やら、癌治療学会やら、目めぐるしく月日が流れて行きました。このブログも、「鳥なき里のこうもり」とか、「200本のいちい」だとか、書きたいタイトルはため込んであるのですが、なかなか時間がとれませんでした。いっか~ん、はい、はい。
気づくとすっかり秋の気配、夕がた5時には暗くなっています。夏の炎天下の水やりなど、手間ひまかけたシンボルツリー2「いちい」の木、秋になって赤い実をつけました(写真参照)。5本植えたうち、端の2本は、実をつけないので「オス」と判明、間の三本は、実をつけたので「メス」と判明しました。赤い実は食べられるわけではないし、タキソールを抽出できるわけでもありませんが、やはり、実りの秋を強く印象づける季節のたより、といった感じです。シンボルツリー1「きんかん」も、10円玉ぐらいの実が無数になっています。まだ、青い果実ですが、こちらは食用で、黄色くなればそのまま食べてもお料理しても、楽しみです。