講演1
「 アドバンスケアプランニングの実際 」 ~がん緩和ケアの観点から
はしづめクリニック 院長 橋爪 隆弘 先生
今まで緩和医療では、いきあたらいばったり、出たとこ勝負で、あまり事前の計画なしに診療が進められてきた、という印象があります。advance (=あらかじめ)の Care Planning (診療計画)を立てて緩和医療を進めて行く、ということの困難さと、やっぱり無計画じゃだめだよね、っていうことで、第一戦で活躍する橋爪先生のご講演をお願いしました。
講演2
「 SPARCS(スパークス)」 ~がんの沈痛効果を調査した「ビッグデータ」から見えてきたこと
日本赤十字社医療センター 緩和ケア科 部長 的場 元弘先生
今まで緩和医療では、一例、一例の患者の主観(つまり、痛みがとれた、とれない、楽になった、ならない)を医療者が共有し、寄り添って個別的に対応することが普通のこととして進められて来たという印象があります。大規模な調査を通じて、どんなことが見えて来たのでしょうか。普遍的、客観的な緩和医療の実践にSPARCS調査が何をもたらすのか、的場先生のお話を伺います。
日 時:平成 28 年 10 月 1 日 (土) 15 時 ~ 18 時
場 所:浜松駅前 プレスタワー17 階静岡新聞ホール