親方日の丸的体質


New England Journal of Medicineなど、海外の雑誌を定期購読する際、数年前から日本の出版社が介在するようになっている。毎年、年末で購読契約が切れるので、その時点でクレジットカード決済で海外の出版社と直接やり取りできれば、安く、早く、便利にできるのだが、古臭い商習慣を引きずった、丸善、南江堂などが、介在するため、二度手間、三度手間の、無駄となる。その上、出版社の洋書部とか、洋書部仕入課などに配属されている担当者は対応も態度も悪く、前時代的な親方日の丸体質を露呈している。今回は、オンコロジーでも何でもないが、とにかく対応の悪さに怒りがおさまらず、つい、ブログに書いてみた。

オンコロジストの独り言が本になりました


いつも、かってなことばかり書いているオンコロジストの独り言の内容が一部含まれる本が出ました。
 
書名: がん常識の嘘
著者:渡辺亨
A5版220ページ
出版社:朝日新聞社
定価:1300円+税
ISBN4-02-330361-5
 
目  次  紹   介
 
第1章 「がん難民」はこうして生まれる
第2章 早期発見・早期手術だけではがん医療は不十分
第3章 手術の成功イコールがんの治癒ではない
第4章 転移・再発後のがん治療は間違いが多い
第5章 副作用は避けられる
第6章 抗がん剤は世代交代が起きている
第7章 がん医療をめぐる数字のトリック
第8章 がん予防法・健康食品に根拠はない
終 章  医師と患者のよりよいつきあい方