さよならファイザー君


いつもきみは自分の都合で強硬に言ってくるね。以前、ASCOの1日前と最終日の翌日の会議に出てくれというのでお引き受けしてあらかじめ予約しておいた航空チケットをキャンセルして新しく割引なしのチケットを買ってホテルも予約しなおして追加が発生しちゃったけど、ファイザー君、きみは、それはこちら持ちだ、先生がASCOの参加するついでに弊社の会議にでるのだから弊社は弊社の会議分の日当しかはらえません、と。昨日もわけのわからないさんぴんがきてわけのわからないことを言ってきた。いつも、勝手なことを、会社の都合で押し付けて来るね。大企業だからといってあまりに横暴だ。そりゃあ、ユダヤの口伝律法そのものだろう。こころがないね、気持ちが伝わらないね。会社の理屈を決める部署は顧客の気持ちを慮らない。また、顧客の気持ちを把握しなければいけない立場のMRが顧客の気持ちを会社に伝えることができない。つまり、ファイザー君、君は、会社内部の有機的なネットワークが完全に断裂した、病的な巨悪魔なのだ。アストらゼネカくんだって同じような状況だよ。つまり、外資の弊害だよ、害資だね。虫害のほうがよっぽどましだよ。申し訳ないけどファイザー君、もう君とは付き合わない。付き合わなくてやって行けるからね。宮内くんだってそういっているでしょう。同じような意見は多いよ。さようなら、ファイザー君。思い上がるなよな!!

しょうろくのさどくとのろのしょうどく


1月9日の乳癌学会演題抄録の査読締切で、3名を除いて皆さん、よい査読をしてくださいました。丁寧に、わかりやすいコメントを添えて査読してくれるとほんとうに助かります。厚く御礼申し上げます。連休期間中に1850演題の査読結果をもとに不採用、electric ポスター(いわゆるいーぽす)、ポスター、ポスターディスカッション、そして厳選演題、と分類する作業をこなそうと、土日で取りかかりましたところが、アクシデント発生!! 日曜日のお昼に食べた711コンビニべんとが原因か、日曜日の夜に食べたとろろ飯が原因か、多分711だとおもうけど、 嘔吐下痢になった!!! 正確に言うと 悪心・胃部膨満感・翌日下痢3回で、月曜日の初回下痢で迅速診断キットにて青線が! (-_-;) 陽性と判定。月曜日は、おかゆ、水、バナナ、水、うどん、水、それと葛湯。自分の移動したところ、とくにトイレはキッチンハイターで、シュッシュッ、シュッシュッと消毒。着ていたパジャマは妙子に熱湯をかけられてしわしわよれよれ。しかーし、徹底した消化管安静療法と十分な休養で驚異の回復力で月曜夕方を最後に雲水(うんすい)終了。その後は、雲粒(うんりゅう)、雲軟(うんなん)となり今日は、雲マヨ。それで頑張って月曜深夜までかかりコツコツと650演題まで処理終了。よい演題も多いがひどいのもある。どっかの製薬企業の宣伝文句もみたいのとか。また、1850演題中、1例報告などのいわゆるオリゴケースレポートが350もある。一例報告は地方会というキャンペーンが全く浸透していない。だけど、病理演題の査読委員は、とても珍しいので、是非、ポスター発表で!! と繰り返し繰り返し、コメントがつく。看護系は、1-2例をこってりじっくり、こんがり、まっくろくろすけになるまで、討議するスタイル、薬物療法は、だからなんなの? だし、手術は、うまくいったから報告したんでしょう、しくじったら報告しないんでしょう、つまりバイアスね、バイバイという流れ、領域によって一例報告の意味も異なるみたい。なので病理診断、画像診断、手術、薬物療法、看護の立場から、一例報告の功罪というタイトルでポスターディスカッションを組むことを提案している。賛同者は「5★Vote」頼みます。が、問題もあり、地方会に一例報告を移したとして、教育セミナー等で立て込んで入れる場所がない!ということになる。いろいろあるがとにかく今週中に振り分けを終わらなくてはいけないのでノロを吹き飛ばしアンジョウゴトウに督促しヒガシノムカイに小言を言いツキジタムケンはもう無視して自分で査読して作業を継続。歴代の会長は全抄録に目を通すという厳しい伝統のタスキを途切れさせたくはない、という思いで頑張る。

おもちの効用


患者さんの話にはいつも驚くことばかり。「おもちはがんに悪いと言われ、お正月はおそばだけを食べていました。それでいいんですよね。」と言われました。そういわれてしまうとこちらも「おもちはがんにはとてもいいんですよね。」とエビデンスとは無関係な世界で外来診療が進みます。

春はもうすぐ


お正月もおだやかに過ぎ、日の出時刻も少しづつ早くなっています。寒さはあと1か月ぐらいのことでしょう。数年来、すっかりスキーもやっていないので来年ぐらいからまた雪山に行くなどの活動も再開したいと思います。今年は乳癌学会と大きなイベントをひかえており準備は着々ですが、査読の返事がまだ来ない担当委員も数名いるので締め切りはたいせつだなあ、と、催促する側に立つと催促される側としての反省の気持ちも湧いてくるというものです。相手の立場に立つということはどんな状況でも大切です。乳癌学会もメインセッション21個の枠組みもきまり、スポンサードセミナーで数社のエゴの対応に苦慮していますが大方、交渉成立しています。数社のエゴは、司会はこの人とこの人でないと困る、この人はわが社にとってお世話にになっているので、あの人とは仲が悪いので一緒にしてしてもらってはこまる、演者はこれ、これとこの人にしてくれないと・・・と、若いのに激しいエゴを主張してくる担当者がいて、こちらもそれにどのように大人の対応をしようか、といろいろ作戦を練っているけれど、最終的にはもっと偉い奴をつれてこい、お前みたいなチンピラでは話にならぬ、と言うフレーズをどこまで抑えることができるか、交渉力の鍛錬にもなっています。ということで春ももうすぐの1月はじめ、仕事も順調に始まっています。