新年の仕事


1月3日から浜松市医師会の休日当番なので今日が仕事始めでございます。例年4日が浜松オンコロジーセンターの仕事始めなので、私たちの正月休みは終わりです。来週週末は、電子カルテの入れ替え作業もあったり、しゃんしゃん大会にも潜入するので仕事モードにスイッチ!! 年末には三菱アウトランダーPHEVが納車されましたが、あまりにハイテク過ぎて取説を読まないと運転できません。まるで動くコンピュータです。年末には200ボルト充電用のカーポートが完成、オンコロジーセンター7年半でやっと外構(そとまわり)工事が完了・・・、というわけでさりげなく新年の仕事がスタート致します。

製薬企業の怠慢か?


昨年、たばこの値上がりを期に禁煙外来に希望者が殺到した。この時、チャンピックスが品薄になり、数ヶ月禁煙プログラムを開始できない人が続出した。ファイザー社は紙っぺら一枚で、品薄を伝えるだけで反省も誠意も示さず、見通しの甘さに対して誰が責任を取ったという話も聞かない。これは、製薬企業の怠慢ではないのだろうか? 
今回、子宮頚癌ワクチンの中学生、高校1年生までの接種に対して、自治体が全額補助金をだす。しかし、高校1年生は今月いっぱいで補助金が終わる。ところが、ワクチン「サーバリックス」が品薄になっている。夏まで待ってくれと言うことになった。これはGSKの見通しの甘さなのだろうか?それとも混乱する民主党政権の対応の遅れなのだろうか? 民主党政権はこれまでよ、と言う感じだが、GSKは、対応のまずさを政権混乱のせいにしてはいけない。なにかとわずらわしいGSKなので、あっ、またか、という感じがする。ファイザーにしてもGSKにしても米国、英国のナショナルフラッグシップファーマシューティカルカンパニーとしてのおごりがあるのではないか。猛省を促したい。

やらせ・ガス抜き・形だけ


タウンミーティングでのやらせ質問が問題となっていますが「えっ、なんで? そんなの、前からじゃん」という、逆に、何で今さら問題にするの、という感じです。というのは私も元は公務員、その時代から、今もすこし続いていますが、いろいろな委員会の委員をやってきました。行政が企画する会議、委員会など、これ、ほとんど、やらせといえばやらせが含まれます。委員長にしても、委員にしても、事務局が用意したせりふを読まされるような部分が必ずありますし、事務局案にだまってうなづくというような局面があります。ただ、難しいのは、どこまでが、事前準備のアジェンダ(予定議事)に含まれ、どこからが、やってはいけないやらせなのか、この区分です。しかし、細かい区分を定義するよりも、会議の存在そのものが、ただ、「会議を開きましたよ」というアリバイであったり、「わいわいうるさいことを言っているやつらがいるから、一度、委員会をやって、討議して、いくつか主立った事だけを決定しておけば、やりましたよ、ということで、責任ははたせるだろう」というガス抜きだったり、手続きは踏みましたよ、という形だけだったりと、本質を見失った対応を皆が求めるようになったような気がします。事の本質はなにか? ということを考えないといけないと思うのですが、なかなか、そのような意識を持った人に巡り会えなくなったような気がします。外形基準だけで判断することが習慣となって、中身、本質を見抜くようにしないと、夕張の「剥製動物園」みたいに、バカまるだしの判断をしてしまうでしょう。我々の(多額の)税金がはこものがんセンターなどに無駄遣いされている現状など、納税者としては、行政の「やらせ・はこもの・アリバイ体質」をきちんと監視しなくてはなりません。