喩えて言うなら


昨日は、名古屋での市民公開講座(中日新聞主催)で講演した。仕掛け人の水谷三浩先生(愛知県がんセンター愛知病院)の1500人集めますから、という約束どおり会場はほぼ満員となった。演者はふたり、私と名古屋市立大学の遠山竜也先生。遠山先生は、分子標的薬剤とはなにか、という話を丁寧な語り口で、わかりやすく説明、真面目な性格がにじみでました。私は、新作ネタ「漫談・がんの好物」を話しました。遠山先生が使ったスライドのなかに、おやっ、ひさしぶりだね、というのがありました。私が、まだ、マッキントッシュのパースエージョン3.0を使っていたころに作ったもの、抗がん剤にたとえて、ヘリコプターで農園に空から農薬をまく絵です。これは、雑草(がんの喩え)を除去するために農薬(抗がん剤の喩え)をまくと、農夫や家畜(正常細胞の喩え)にも悪影響(副作用の喩え)が及んでしまうという絵。私は昔から使用したスライドは、ほしいという人にさしあげてきたので、こういうことは時々あります。うれしかったのは、遠山先生がスライドを私の作成の意図の通りの目的で使用してくれていたことでした。最近、深海からカレイが、20年前の風船メッセージを運んできたという話がありましたが、それとちょっと似たような感覚です。市民公開講座では、名古屋のご意見番、三浦重人先生、小林俊三先生もご臨席。小林先生からは、閉会のご挨拶で、「渡辺先生は、国立がんセンターを辞めて浜松の戻る前に、吉本興業あたりに留学していたのではないか」とお誉めのお言葉をいただきました。恐れいいります。恥ずかしい
 
おなかすいたんだな
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年頭の所感2008


今年は数年ぶりに浜松で新年を迎えました。太平洋を望む中田島海岸まで初日の出を見に行きましたが、日の出を待つ間、周りにいる若者は「あけおめことよろ」しか言わないし、地球の自転と公転も区別がつかないような会話。知性のかけらも感じません。自分の勝手、都合だけを考えて、世の中、社会にぶら下がっているようなフリーターや頻繁転職者の比率が増えている、これでは社会の力が落ちる一方である、という記事が元旦の新聞に載っていました。そのとおりだと思います。世の中の活動、構造を支えていく、さらに世の中、社会を創っていくというような気概が必要です。そういった人間を一人でも多く育てることが今年の課題です。研修医、学生、看護師、薬剤師の皆さん、今年も、浜松オンコロジーセンターの見学、研修を大歓迎いたします。もちろん、ウナギつきですし、その他、レジデントマニュアルをはじめとして、数々のお土産が付いています。ご連絡お待ちしています。今年もウナギでがんばりましょう!!
 
年賀状2008