シカゴ出張中のところつばめ見守り隊のすみちゃんから孵化の連絡がありました。今のところ1羽です。黄色いくちばしが見えます(点滴棒の先にスマホを縛り付けて撮影)。
カテゴリー: つばめ
初夏のつばめ
このブログでも浜松オンコロジーセンターが開院した12年前、玄関軒先につばめが巣を作り雛が巣立った話題をお伝えしました。幸せを呼ぶつばめの営巣、巣立ちは、その後、数年おきに続いていました。昨年、巣立ち前の雛がカラスに拉致されるという事件が起き、カラスにより半壊状態となった被災地は悲惨な姿を止めていました。ことし春先の悲しい出来事から49日経った頃、2羽のつばめが崩壊しかけた巣の下見にやってきました。そして、夏も近づく八十八夜の5月2日、小枝や泥、糞が巣の下に貯まるようになり、巣の修復作業開始が確認されました。しかし昨年の惨事もあり、やや気の重いつばめ対応でしたが、とりあえず、玄関先がよごれるので以前から使用していたつばめ専用シートを妙子が巣の下に設置、それを見た「いきものがかり」の職員があれは何?と関心を示しました。カラス襲撃事件の不幸な顛末を話すとネットでカラス防御対策を調べ、つばめ見守り隊が結成されたのでした。昨日、カラスよけネットを設置し、昨晩、つばめ夫妻の入居を確認しました。これから産卵、抱卵、孵化、巣立ちの夏を迎える浜松オンコロジーセンターから渡辺がお伝えしました。
つばめのリフォーム
2005年の開設直後、オンコロジーセンターの玄関軒下にツバメが巣をつくりヒナがかえったことを独り言した。そうしたら、「渡辺先生、自然に囲まれ故郷に帰りゆっくりと余生を過ごしてください。」と変な励ましを頂いたことがあった。その翌年もツバメがきた。しかし、ツバメの巣の下で浜松祭りの大騒ぎの接待をしたら夜通しじっと耐えていたツバメ君、ヒナが巣立つとそうそうに巣を半分壊し、家族で帰国してしまった。それからというもの、ツバメの来訪なく軒下の巣は経年変化で朽ち果てつつあった。今年は4月の中頃から市内でもツバメが飛来し始めたがオンコロには来ないと思っていた。ところが連休あたりから、東海道ぞいの電線にとまって遠くからじっと巣の方を見つめたり、時々、壊れた巣を覗きに来たりするスワローズを見かけるようになった。1週間前から2羽が交代で巣のがれきを撤去したり、かけたお椀を継ぎ合わせるように巣の壁を土で修繕しはじめた。そして、なんということでしょう、昨日、今日あたりには、ほぼリフォームが完成し巣の中で休憩するヤクルトスワローズがいるではありませんか!なぜ、5年の空白ののちに再度、営巣したのか、ツバメ~に聞いてもわからない。深く考察してみるに、①東北地方での営巣が困難になったこと、②放射能のため立ち入り禁止区域を避けたこと、③浜松祭りを市長が自粛中止したことがツバメに評価されたこと、④なにかおめでたいことが起きる前兆かもしれないこと、などが原因として考えられる。ヒナの巣立ちを心待ちに、5年間しまっておいた専用ツバ糞シート今朝、敷設した。
つばめ君入居完了
つばめ偵察隊、現る
既に巣立っていた
つばめJr.たち
つばめだより
つばめだより
営巣に励んでいたつばめ君夫妻が入居したのは巣完成直後でした。保健所、消防署、市役所などの査察は受けていないらしい(あたりまえだい!)。先日、乳癌学会で行った倉敷は、浜松より季節が先に行っているのでつばめも既に子育て期に入っていました。やはり、巣の下には多量のフン!これは生命現象としてしかたありません。浜松オンコロジーセンターのつばめの巣は、玄関にある円筒形の柱の上にあります。下にフンが落ちても簡単に掃除ができるようにうすいアクリル板を買ってきて、これを丸く切り抜き設置。切り抜くときに、久しぶりに「直径かける3.14」的計算をしました。つばめ君も、この作業を巣の中から不安そうに見つめていました。ひながぴよぴよと餌をねだるのももうすぐです。
つばめ君夫妻来訪
梅雨の気配を感じるこの季節、北国からやってきたつばめが、町中をすいすいと低空で飛行しています。数日前から、夕方の水やりの時に、つばめがぴよぴよ、すいすい、とオンコロジーセンターの周りを飛ぶようになりました。通りの電線に二羽でとまって、じっとこちらを偵察している姿もありました。3日前の朝、オンコロジーセンターに出勤すると、玄関の軒下に泥のかたまりがついているのを発見、見ていると、二羽のつばめが代る代る壁につかまりながら、泥をすこしづつ付け足し、なんと巣作りをしているではありませんか。その場所は、ちょうど、入り口の真上、泥やフンが落ちると困る、と反射的に持っていた傘でどろをそぎおとしました。するとどうでしょう、二羽のつばめがぱたぱたと私の周りをとびまわり、やめてくれー、と言わんばかり。つばめが巣をつくるのは安全と繁栄のしるし、という話をどこかで聞いたことを思いだし、また、つばめ君たちの熱意にもほたされた私は、そんなにいうならここならいいよ、と、フンが落ちても問題ないところを傘で指し示しました。するとどうでしょう! つばめ君たちは、許可されたところに巣作りを始めました。以前、東京の自宅のベランダに鳩が卵を産んだことがありましたが、その時は洗濯物が汚れるという理由で撤去しました。しかし、今回のつばめ君夫妻の来訪は、縁起がいい、という意見も多く、営巣を静かに見守ることといたしました。新しくできたオンコロジーセンターの軒先の新しい巣、生まれてくる雛たちは、果たして喜んでくれるのでしょうか。