オンコロジストの生い立ち(5)


じいさんは、酸素を吸いながら新聞を読んでおり、研修医の私とオーベンのこいずみ先生が朝、回診すると「わしはな、若いころからな・・・」と、肩で息をしながら苦しそうに人生訓を話してくれました。ある日の午後、じいさんが、酸素を吸いながら、ベッドで気を失っていると、研修医の私がインターホンで呼ばれました。酸素を吸っていると息苦しいという感覚がなくなってしまい呼吸をしなくなり、二酸化炭素が血液中に貯まってしまって、そのまま死んでしまう「CO2ナルコーシス」という状態です。

不明 のアバター

投稿者: 渡辺 亨

腫瘍内科医の第一人者と言われて久しい。一番いいがん治療を多くの人に届けるにはどうしたらいいのか。郷里浜松を拠点に、ひとり言なのか、ぼやきなのか、読んでますよと言われると肩に力が入るのでああそうですか、程度のごあいさつを。

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