オンコロジーフォーラムと地方会の素朴な感想


浜松オンコロジーフォーラムではとても良いdiscussionができました。吉田茂昭先生の講演「地域がん医療 -今何が求められているのか」では、現状に対する不満や愚痴、迎合はいっさいなく、これからどうすればいいか、何を改革していけばいいのか、について、前向き、積極的にお話しくださいました。その後の討論でも、外来化学療法、在宅医療、病診連携など、地域がん医療の諸項目について、活発な議論が戦わされました。それに比べて、おととい、きのうの中部地方会、震災の影響をうけての会場、日程の変更を余技なくされたことは、不運でしたが、全体的にやや低調でしたし、しょーもないランチョンもありました。しかし、なかには目からうろこがおちるような発表があり、イマージェントラジオロジー、サイコオンコロジー、患者自己管理鎮痛麻酔薬投与の話は、なかなか、説得力がありました。是非、2013浜松乳癌学会には来てもらいたい演者だと思いました。しかし、ひどいのはとことんひどく、吉本芸人はあいかわらずでたらめな話をしていました。あんな話をスポンサーの横綱製薬は、よくもまあ許したものだ、と危機管理の甘さを露呈したように思います。

投稿者: 渡辺 亨

腫瘍内科医の第一人者と言われて久しい。一番いいがん治療を多くの人に届けるにはどうしたらいいのか。郷里浜松を拠点に、ひとり言なのか、ぼやきなのか、読んでますよと言われると肩に力が入るのでああそうですか、程度のごあいさつを。

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