抄録から見えてくるもの


乳癌学会を1か月後に控え、抄録の電子版が完成、ホームページにアップロードしました。字数の制限された抄録で研究、主張のすべては語り尽くせないでしょうが、その制限区域を如何に有効活用するかというのも発表者の知恵の見せ所でしょう。制限字数は800字。800字というスペースを与えられたら、何が何でも800字にする、799字まで書いて最後の1文字で「。」を打つ、それぐらいの気迫とがめつさがなければだめだぞ!と、恩師阿部先生には、抄録締め切り直前に、何度も何度も書き直しを命じられたものでした。なので今でも字数制限ぎりぎりの挑戦を弟子たちにも求めています。その目で抄録をみると与えられた字数をめいっぱい使っているがめついひとはあまり多くありません。100字ぐらいでさらりと書き上げている子もいます。また、評価されない抄録の代表は「発表ではさらに検討症例を増やして報告する。」って書いてあるけど、増やしたからといって何が変わるの?というもの。また、発表の際に「発表は内容が一部抄録と異っていることをお断りいたします。」というので、抄録と発表内容を比べてみると、ぜーんぜん、結論がちがうじゃん、というのもあります。今回は、ポスターもオンラインでのアップロードという形をとりました。ポスター討議の対象となっている演題では、レビューワーがポスター内容を検討してレビューに使うデータを投稿ポスターからコピペしなくてはいけないので、はやめ、はやめにお願いします、とメッドおやまだから言われており、最終的に締め切りすぎても40演題のアップロードが確認できませんでしたので、メールで確認しました。そしたら、「私は仕事も子育ても忙しくなかなかポスター作成などしてられませんから演題は取り下げます、という強烈な逆ギレにあったり、なかなか思うようなデータがでないのでポスター作成が遅れていますって、おいおい、抄録を送った時点で、差があるって、書いてあるんじゃないの? というのもあったりで、抄録からからいろいろないきざまがみえてくるもんですな、と感じ入っております。

学会ホテル 目の付け所


浜松市内のホテルはほぼ満室ですが、東海道線で西は豊橋、東は掛川あたりまでですと、1時間に3本ぐらい、豊橋からだと40分、掛川からだと25分ぐらいで浜松まで移動できます。とくに浜松から下り方面3駅目の弁天島駅前には、海に面したリゾートホテルが数件あります。グーグルで「弁天島ホテル」で検索するとじゃらんなどで予約ができます。浜松駅から20分、これは便利!! これはおすすめです、ご検討ください。

ポスター締め切りせまる


第21回乳癌学会学術総会から採用されたポスターテンプレートを使用した学会へのポスター投稿の締め切りが本日24時にせまりましたね。あと数名がまだ投稿を終了していないようです。ポスター討議に当たっている方は担当レビューワーがそのポスターから情報を抽出してレビュー用のスライドを作成します。レビューワーに当たっている方には、ポスターファイルが出そろい次第、お送りしますので、そろそろレビュースライド作成の準備を始めてください。

マックストレスの進捗


マックのパワーポイントでオブジェクトのコマンドDによる複製、コマンドC、コマンドVによるコピペができないストレス源についての原因は、新しいOS「マウンテンライオン」での日本語変換「ことえり」とマイクロソフト社のパワーポイント2011の相性がわるい、というのが原因のようです。「ことえり」を働かなくするようにする設定とか、機能設定ファイルを入れ替えるなどの方策があるとのご助言をいただき厚く御礼申し上げます。それで、やっぱり、「ことえり」は昔から煩わしいものだったのでマック版のATOK2012を昨日の朝、アマゾンに注文しました。昨日は乳癌学会の仕事で昼から東京に行きメディアセミナー、日経新聞のワットさん、桜井さんとの対談を終えて22時48分浜松着のひかりで帰宅したら、届いていましたので、早速インストール、問題は解決しました。相性がわるいのは、マックとマイクロソフト、マックとアドビフラッシュプレーヤーなど、マックの弱点、スティーブジョブスの欠点と言えますか? 柏葉先生、教えてください。

マックのストレス


4月からMacBookAirにしてウィンドウズから移行していますが、使い心地がいい面と、ものすごいストレスになる部分があり、ときどきキーボードをたたきのめしたくなることがあります。αの字がパワーポイントで入力できない、パワーポイントで、文字のオブジェクトを複製できない、どうやったらいいのでしょうか? ウィンドウズなら、コントロールDで容易に複製できるのだが、そういうのはできないみたいでいらいらします。20年前は一流のマックユーザーだったのに、とほほのほ

浜松オンコロジーフォーラム


昨日の土曜日は浜松オンコロジーフォーラムを開催しました。講演は三つ、余宮きのみ先生(埼玉がんセンター)による「緩和医療」、余宮先生がどんな考え方でがんの緩和医療のを実践しているか、ということがよくわかりました。今度は市民講座で緩和医療の話をしてください、とお願いするつもり、それぐらいよい話でした。早川昌子先生はリエゾンナース、患者のこころの悩みに正面からむかい、よくよく話を聞き、あっなるほどね、っと自分が納得するまでこころのひだをやさしく引き延ばし、悩みをずばっと、関西弁で解決するというノウハウを学びました。リエゾンナースをたくさん育ててほしい。しかも、早川さんのように明るくきれいでよくしゃべる人を。最後は、私の誇るべき一番弟子、勝俣範之先生。言わずと知れた日本の腫瘍内科の本流を行く博愛主義者です。日ごとの成長が感じられるすばらしい講演でしたね。こんなかんじで、すばらしい三人の演者による充実した勉強会でした。

多地点座談会


今日は、乳癌学会看護セッション広報のための座談会を多地点テレビ会議システムを使って開催しました。青森県立中央病院、東京御茶水杏雲堂病院、浜松オンコロジーセンター、大阪相原病院、鹿児島相良病院、沖縄宮良クリニックの6地点をつないで1時間半。楽しく中身濃く、よい座談会ができました。多地点テレビ会議はもうだいぶ前から全国10地点をつないで多地点医師、多地点看護と、二つの勉強会を毎月定例で開催しているので異空間を電子的に同時に共有することには参加者全員、全く抵抗がありません。画像、音声がときどきトラブルがありますが、経験知の蓄積で、それも克服できています。便利に慣れると、何も出張して遠くまで行かなくてもお茶の間座談会ができるようになります。ASCOで使うような大規模コンベンションセンターに数千人が集まるというような学会はそのうちなくなるでしょう。高性能インターネットで集まることのが当たり前になるでしょう。一か所に集まらないでは学会なんかできないよ、とか、学会半分、観光半分とか。でも、毎年シカゴでは観光もないし。昔のことを思い出してごらん。一家に電話は一台。友達から電話がかかってくると、○○ちゃんから電話だよ、お母さんのところに大事な電話がかかってくるから早く切りなさいね、と言われました。だから、親も○○ちゃんという友達がいることも知っていたし、夜遅く電話がかかってこようものなら、○○ちゃんは悪い子、みたいな評価が下ることもありました。いまは携帯電話、電子メールだから、便利この上なし、しかし子供がどんな悪い子と付き合っているか、親はわかりません。それがいいことなのか、悪いことなのか、両面あるでしょうけど、時代は、ITテクノで変わっています。そのうち、巨大コンベンションセンターなんていうのは、ねずみたちのすみかになるに違いありません。コングレコングレスセンターも前時代の遺物ですわ。

腋窩郭清はなし、断端は露出してなければよし、ということで


マイクロメタがあっても郭清しないというエビデンスも紹介され、ACOSOG Z0011の結果も益々支持者が増えています。また、浸潤がんの場合、断端もpositiveはダメだがcloseならよい、つまりtouch on inkでなければよい、という方向がコンセンサスになりそうです。

St.Gallen 初日バイオロジーの話


昨日から一転、今日は雨のち雪のわびしいSt.Gallen からこんにちは。 今日のセッションで、チャックペロウの発表がありました。彼はイントリンシックサブタイプ研究をとことんリードしておりPAM50開発者です。免染は、ラボ間での評価に差があるので、究極は、遺伝子診断に移行するのが望ましいが、とりあえず、免染をサロゲートとして使用する必要があるので、現在のLuminal Aの定義に、PgR20%以上を加えることを提唱しました。新たに手間をかける必要もなくルーチンにどこでもやっていることなのでPgR20%を以上をLuminal A Bの区別に使用するのには賛成です。203.full

ザンクトガレン マイナス1日 マイナス3℃


フランクフルト空港について、チューリッヒ(ズーリック)への乗り継ぎをのんびりラウンジで待っていたところ、案内ディスプレーに黄色い字で軒並み、キャンセル、キャンセルと。 天候が天候だけに便を変更しても乗れるか、飛ぶか、行けるかどうか、わからないので、鉄道で行った方がいいよ、ルフトハンザのカウンターのお姉さんが、好意的な助言をしてくれて、鉄道 Deuch Bahnの時刻表までプリントアウトしてくれました。個人の卓越なのか、民族の卓越なのか、アメリカでは経験できない建設的な窓口対応でした。空港に直結する駅のホームでこごえそうなカモメ見つめ泣いていました、あ~あ~ああ~という感じで、かもめはいないけど、内陸だから。バーゼル経由でズーリックにはいり、ザンクトまで移動。こちらはぽかぽか陽気です。部屋にはいるとすべての学会グッズとチョコレート、クッキーなどがウェルカム。資料を見ると、次回、2015年はザンクトガレンカンファレンスと言いながら、場所はオーストリアのウィーンで開催、その次の2017年は開催場所未定となっています。ザンクトガレンもしばらく来られないかな、ということです。今日は初日で午後からのスタート、その前に、企業スポンサーのセミナーがあるけど、野口眞三郎先生が話す、と言うことなので、応援に行こうか、と思います。